交通事故の過失割合の考え方

10:0と9:1の違いは過失の責任の割合が違うことを意味します。
10:0の場合は10の方に全ての過失があり、もう一方には過失はないということになります。
9:1の場合は9の方に重大な過失があったとは考えますが、
全ての過失責任が問われているわけではなく、
もう一方にも1割程度の過失があったとする考え方になります。

車同士の交通事故では、
信号無視などの明確な過失があれば10:0となる場合もありますが、
接触事故などでは片方にかなりの責任があると考えられるようなケースでも10:0とはならないで9:1ぐらいになることが多いのが凡例です。
事故の際の過失割合について明確に決められる状況証拠を提示できない限りは、両者ともに何らかの過失があったと考えるのが通例で、
一方だけが事故の責任の全てを問われるということは難しいことから、
こうした形になりやすいのかもしれません。

最終的には過失割合は、
事故を起こした当事者と双方の保険会社との合意によって決まりますから、
どういう事故をおこせばどういう過失割合になるということが決まっているわけではありません。
事故の状況やその後の話し合いなどで決まっていくことになります。
そして、この過失割合に応じて賠償責任が発生し、
事故の損害賠償などが行われることになります。
これは物損だけではなく人的な損害についても賠償責任が発生することになります。
双方の合意が出来ない場合には裁判でこれを決めるようなこともあります。
交通事故の過失割合を考える時には、
双方で事故に対する認識が違っている場合も多いですから、
信号無視などの明確な交通法規の違反などがない限りには、
一方だけの過失責任を問うことは難しいのが現状ということになるかもしれません。
多くの事故において過失責任が少ない方は、
多いと考えられる方に対して、多くの責任の負担を求めがちですが、
映像などの証拠がなければなかなか10:0のような過失責任とすることは難しいかもしれません。

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